シャープ▼国内貨物のCO2排出量は6%減、コンテナ輸送36%増の2万619本に 
2008年07月17日【LNEWS(http://www.lnews.jp)】シャープは7月1日、2007年度の環境対策などをまとめた「環境・社会報告書2008」を発表した。
物流分野では、特定荷主の責務である“CO2排出量原単位の年平均1%以上削減”を目標に掲げ、物流分野での環境負荷の低減に取り組み、2007年度の国内シャープグループ全体の貨物輸送量(貨物区分ごとの重量×輸送距離の合計)は前年度比4%減の約1億8550万トンで、CO2排出量は6%減の4 万2101トンとなっている。
対策として、国内輸送を従来のトラック輸送から鉄道や船舶など、環境負荷の低い輸送手段に切り替えるモーダルシフトを推進し、07年度の鉄道のコンテナ輸送本数が、36%増の2万619本となった。
この結果、西日本ロジスティクスセンターでは、鉄道利用拡大の積極的な推進によって、4年連続でモーダルシフト優良荷主表彰を受賞したほか、07年度鉄道貨物輸送功労者表彰を受賞している。
一方、米国では、シャープの現地販売会社(SEC)が、米国環境庁や物流、荷主などの産業界が合同で取り組む環境配慮型物流であるスマートウェイプログラムに参画。SECの全物流量のうち、同プログラムに準拠した輸送重量について、05年の33%から、07年には98%に達した。