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プロロジス▼「プロロジスパーク成田3」の施設内覧会を開催 

2008年07月03日

 【物流ウィークリー http://www.weekly-net.co.jp/】プロロジスは19日、マルチテナント型物流施設「プロロジスパーク成田III」を竣工し、施設内覧会を開催した。
 同施設は、千葉県山武郡の「空港南部工業団地」内に位置し、成田空港の第6ゲートから900m。同社が保有する成田空港周辺の施設の中で、最も空港に近接している。敷地面積4万7599平方m、延床面積7万7690平方mの地上6階建て。1フロアで3分割まで可能。各階へ40フィートコンテナトラックが直接乗り入れ可能なランプウェイを2基(上り用・下り用)備えており、荷捌き場には10t車が7台まで接車可能。
 施設には免震構造を採用し、従業員や荷物の安全を確保。3分の1―5分の1程度まで揺れを吸収するという。また、床のひび割れ対策にも注力。通常の施工より長時間の養生、水の少ないコンクリートの使用などにより、高品質な床を実現した。山田御酒CEOは、床に入ったひびが与える影響として、「振動による荷物へのダメージ」、「粉塵」などを挙げた上で、今回の施工法であれば「精密機械や食品などのセンターとしても安心してお使いいただける」と話した。
 道路からの出入口は3か所。特に、メインの入口は交差点からの直接の出入りが可能になっており、「周辺交通の利便性向上だけでなく、安全性も確保した」(同CEO)という。また、成田空港交通との連携により、敷地内にバス停を新設し、路線バスの乗り入れを実現。空港からのアクセスを向上させ、従業員確保の一助とする。
 同社の掲げる「サスティナビリティ」への配慮も随所になされている。敷地内には、約1万6000平方mの保安林を確保。エントランスの街路灯には、太陽光を利用したソーラー照明灯を設置し、省エネルギーやCO2排出量の削減を実現している。また、同施設の位置する芝山町のシンボルである「埴輪」の像を敷地内に配置。文化の継承の一翼を担うことで、地域に根ざした施設を目指す。
 なお、同施設は現在、入居企業を募集している。
http://www.weekly-net.co.jp/tnews/cat14/iii-2.php#more