物流施設専門の不動産開発会社プロロジス（日本本社＝東京都港区）は8月20日、ビルド・トゥ・スーツ型（特定企業向け/オーダーメイド型）物流施設「プロロジスパーク岩槻」の竣工式を行った。
　同施設の設計・施工は、西松建設が担当。「プロロジスパーク岩槻」は、大手消費財メーカー専用施設として、主に首都圏への配送拠点として利用される。
　「プロロジスパーク岩槻」は敷地面積17,280㎡、延床面積31,839㎡、倉庫内有効高さが6mの地上4階建の物流施設として開発。建物は大型車両が走行可能な車路に囲まれており、1階西面にはピロティ形式のバース、東面には奥行き10mのバースを設置し、計24台のバースを確保している。
　施設内には垂直搬送機を6台、荷物用エレベーターを1台設置。1階の荷捌きスペースから各階へと円滑な搬出入作業を行うことができる。2～4階は保管スペースとなっており、3階の一部には最新のシステムを導入したピッキングスペースとなっている。そのほかエリア空調の導入や照度の確保を行うなど、従業員の作業環境に配慮。また、1階には伝票の管理等を行う事務所スペース、2階には施設内の従業員のための休憩室やロッカー室を設置している。
　施設概要はつぎのとおり。
＜プロロジスパーク岩槻＞
所在地：埼玉県さいたま市岩槻区古ヶ場2丁目9-10
敷地面積：17,280㎡（5,227坪）
延床面積：31,839㎡（約9,631坪）
構造 鉄骨造：地上4階建
着工時期：2007年 11月
竣工時期：2009年 8月