DIC▼2009年9月メドに関東物流センターを新設 
2009年02月18日 印刷インキメーカーのDIC(本社=東京都中央区、小江紘司社長)と物流子会社であるDICロジテック(本社=東京都中央区、本田隆社長)はこのほど、関東地区の物流拠点を集約した「関東物流センター」を新設し、2009年9月より営業開始すると発表した。
新設する関東物流センターは敷地面積14,857㎡、鉄骨造り4階建て、延べ床面積は29,730㎡、保管能力は約15,000tで、トラックバース31台分を確保している。同センター内にはDLCの本社部門も移管し、意思決定の迅速化と経営基盤の強化を推進する。
現在、DICグループの関東地区の保管・配送拠点は埼玉県戸田市や同伊奈町などに分散しているため、交錯輸送による積載効率の低下、荷捌き場やトラック待機場の不足による作業の非効率。拠点数に比例した固定費の負担増などが問題となっている。これらの問題に対し、当社グループは大規模物流センターを建設することにより抜本的に解決を図っていく。
新物流センターの稼動により、物流拠点の集約化と、関東一都六県の配送体制の再構築による輸配送能力の向上、中継基地や全国拠点間輸送のスルー配送基地としての機能の向上、物流情報の一元管理が実現する。このほか交錯輸送の排除を進めるとともに積載効率を上昇させることによりCO2の削減を進め、グリーン物流を推進していく。