日本ロジスティクスファンド投資法人は２月26日、東京都江東区東雲にある５階建て、延べ床面積約3万4000㎡の施設を118億円で取得した。取得先は三菱商事の優先出資企業である東雲物流センター特定目的会社。
　同施設は大手輸送業者の佐川急便が20年の定期建物賃貸契約を締結。佐川急便の中枢物流拠点として全国５ヵ所に設けられた主要中継基地の１つとして機能するとともに、新宿区を所管する宅配便事業の営業店・メールセンター機能も有する。５階の各階は、１階が宅配貨物を扱う中継センター、3階が宅配便事業の地域営業店、5階はメールセンターとして利用され、2・4階は吹き抜け構造で、2階の外縁部には事務所スペースが配置される構造となっている。また各階ともに10メートル以上の柱間隔と大型のマテハン機器が導入された広い構内スペースが確保され、ランプウェイを通じて直接トラックが接車できるなど、ＴＣ型物流センターとして有効なスペックを備えている。
　優良テナントが入居していること、施設の優位性から、同投資法人は、ポートフォリオの充実化を図るため、同施設を取得している。
　施設概要は次のとおり。
＜東雲物流センター＞
所在地：東京都江東区東雲2-13-32
土地面積：30,283.33㎡
延べ床面積：34,426.98㎡
階層：5階建て
建築時期：2006年2月8日
取得予定価格：11,800百万円
取得予定日：2009年2月26日