グローバル物流不動産施設事業者である「プロロジス」（日本本社＝東京都港区）はこのほど、「プロロジスパーク セントレア」（愛知県常滑市セントレア）が、(財)建築環境・省エネルギー機構の制定するCASBEE認証Aランク（大変良い）を取得したと公表した。
　CASBEE(Comprehensive Assessment System for Building Environmental Efficiency / 建築物総合環境性能評価システム)は、建築物の環境性能を評価し格付けするもので、省エネや省資源、リサイクル性能など環境負荷低減の側面に加え、室内の快適性や景観への配慮なども含めた、建築物の環境性能を総合的に評価するシステム。　「プロロジスパーク セントレア」の免震装置の導入や自然エネルギーの利用、また使い勝手のよい施設設計などが評価され、CASBEE Aランクに認証された。
　過去に設計段階でCASBEE Aランクを取得した物流施設や倉庫は存在するが、今回「プロロジスパーク セントレア」は物流施設として竣工段階での初の取得となった。
プロロジスパーク セントレアは2007年5月に、中部国際空港（セントレア）に隣接した地に竣工した大型物流施設。プロロジスが全世界で推進するサステイナブル（持続可能）な物流施設として、環境に配慮し、人とモノにやさしい物流施設としての様々な取り組みを行っている。
　プロロジスでは「プロロジスパーク舞洲Ⅱ」「プロロジスパーク大阪Ⅱ」（共に大阪市此花区）においても、CASBEE大阪Aランク認証を取得しており、今後も環境に配慮した施設開発を進めていく意向を明らかにしている。