通信建設業の日本コムシス▼2年の改善活動で、在庫保有率を49%減少 
2009年07月16日 【LNEWS(http://www.lnews.jp)】日本コムシスは、製造業のカイゼン活動を通信建設業に置き換えたコムシス式カイゼンの2007年4月から2009年3月までの2年間における活動成果を発表し、工事材料の在庫保有率が、全国平均で約49%減少し、FTTH工事のリードタイムは全国平均で約40%短縮した。
同社は、直接工事、間接作業における生産性を向上を目的に取り組み、全国28ヶ所のサービス総合工事テクノステーション(工事事務所)で、5S(整理、整頓、清掃、清潔、躾)、在庫管理の徹底、業務整流化の実現、ITを活用した業務の“見える化”などを継続的に活動した。
この他、デスクワーク1件あたりの処理時間が7時間から4.5時間へ減少し、生産性も大幅に向上した。
「作業現場と事務所が離れている」「手待ち時間のムダが多い」といった通信建設業ならではの課題を踏まえ、「コムシス式カイゼン」では、これまでに現場から多くのカイゼン提案がされ、無線ICタグを利用し工事材料を管理する倉庫管理システムのほか、カメラ付き携帯電話を利用し、現場の状況のリアルタイムな“見える化”を実現する「VOSS(バーチャルオンサイトサービスシステム)」など、様々なソリューションがカイゼン活動を通して開発した。
今後も生産性は倍増、コスト(経費・在庫額・管理稼働など)は半減を目標に、現場で働く社員全員のアイデアを結集して、さらなるカイゼンの発展を目指す。