【LNEWS(http://www.lnews.jp）】三菱樹脂は9月17日、折りたたみが可能で、繰り返し洗浄できる保冷・保温コンテナ「ヒシコンテナASKOC-30」を開発、10月1日に発売すると発表した。
　ASKOC-30の外形寸法は530mm×366mm×280mm(折りたたみ時の高さ101mm)、内寸は485mm×331mm×204mm。重量は2.7kg。ポリオレフィン系樹脂製でオープン価格となっている。
　ASKOC-30は、気密性を高めた設計構造で、厚さ約1mmの表面層と約30mmのポリプロピレン発泡材を一体化したパネルを使用し保冷・保温性を持たせた。
　剛性と軽量性、洗浄耐久性を実現。原料は、全てポリオレフィン系樹脂を使用しているため、廃棄後は破砕処理して再原料化が可能。折りたたみ時には高さが約4割となる。
　保冷性能は、室温40℃の環境下で約2℃の冷水を8時間放置した後も水温が10℃に達していなかったことが確認されている。既に、大手流通会社や外食チェーンの一部にサンプルを提供し、輸送テストを実施しており、各社から評価されている。
　三菱樹脂はこのASKOC-30を外食産業や小売・流通業、宅配サービスなどの業界に営業活動を展開し、2012年度に売上高20億円を目指す。