久方ぶりに、前職（記者）時代の同僚から電話があった。同僚も、記者を辞め、全く別の仕事に就いていたはず。それが、「やっぱり記者に戻りたくて。ある新聞社を受けたのだが、募集枠１人なのに１５０人の応募があった」とか。
　現在、最終面接の３人まで残ったという。ぜひ、就職が決まって欲しいものだ。
　中途採用の転職サイトを運営している会社からも、似たような話が。「新規に立ち上げて、順調に売り上げを伸ばしている会社からの依頼があった。社長の補佐ができる経営企画ができる人間を募集。募集１人のところに、応募が７０人も」。嬉しい悲鳴だが、採用する側にとっては、相当な労力も必要だ。
　人あまりの現実。不況による影響は如実に現れている。
　前出の転職サイト運営会社も「確実に、会社からの募集が減っている。いい人がいれば取りたいという弱い動機しか聞かない」という。
（続）

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