物流不動産ニュース

物流、物流不動産、倉庫を網羅した
最新ニュース・情報を発信しています。

  • メール会員情報変更
  • メールマガジンバックナンバー
  • ニュースメール配信登録

日立製作所▼統合製造管理ソリューションに新倉庫管理システム追加 

2009年12月03日

 【LNEWS(http://www.lnews.jp)】日立製作所は11月19日、製造管理システムを構築するソリューションとして提供してきた「ProductNEO」シリーズに、部品・製品の入出庫管理、自動倉庫管理システムなどとの連携による入出庫予定の発行処理など、倉庫に関する各種業務を支援し、作業効率の向上と現場状況のリアルタイムに管理する倉庫管理システム「ProductNEO/WMS」を追加したと発表した。
 価格は個別見積りで11月25日から提供する。
 このProductNEO/WMSは、部品などの入荷から製品の出荷までの倉庫における基本業務の管理を支援する基本モジュールと、電子記録や監査証跡などのセキュリティ関連の業務や、自動倉庫管理システムなどとの連携機能を提供するオプションモジュールで構成。基本モジュールには基本的な倉庫管理業務が用意されているが、それにない独自業務は別途カスタマイズで追加できる。
 このほかオプションモジュールの活用で、既存のハンディターミナルシステムや自動倉庫管理システムなどとも連携できる。ProductNEO/WMSの導入で、迅速かつ低コストで、自社に最適な倉庫管理業務システムが導入できるようになる。
 出荷時などには、ハンディターミナルなどの無線端末を利用し、作業指示書の内容と製品ラベルの照合(製品、数量、ロットなど)を行うため、照合作業を単純化。現場の作業負担を軽減できるなど、製品知識や経験の少ない作業者でも効率よく作業ができる。
 さらに、部品などの入荷から製品の出荷までの作業進捗状況などを一元管理でき、倉庫内の部品や製品の動きと情報の動きをリンクさせ、作業進捗状況や製品のトレース情報などをリアルタイムに把握できる。
 突発的な作業予定変更、作業の遅延や漏れ、トラブル発生などもいち早く把握できるほか、特定操作に対する承認といった承認機能や電子記録の保護や監査証跡などを保持する電子記録/セキュリティ機能などもオプションモジュールで備え、製薬業でも利用できる。