横浜冷凍（本社＝横浜市西区）はこのほど、日本有数の農産・畜産・水産品の生産基地である南九州の中心に位置する鹿児島市谷山港に「新鹿児島物流センター（仮称）」を新設すると公表した｡
　同センターは、「高い品質管理」、「環境にやさしい冷蔵倉庫」、「最適な保管環境の提供」という3つのコンセプトに基づき設計。
　このうち「高い品質管理」については、機密性の高いドッグシェルターと低温管理されたプラットホーム、荷物の特性に合わせた温度設定が可能な県内最大級のチルドルーム（約4,300t）を設けた。また、「環境にやさしい冷蔵倉庫」については、高効率照明と太陽光発電システムの採用により消費電力を抑え、CO2を削減。冷媒には、自然冷媒であるアンモニアを使用している。「最適な保管環境の提供」については、・自然対流による冷却方式のため湿度や温度の変化が極めて少なく、荷物の保管に最適な天井ヘアピンコイル冷却方式を採用、電動式移動ラックを設置することで、製品や小口商品なども今まで以上に迅速で正確な入出庫が可能な作りとなっている。
　センター概要は次のとおり。
＜新鹿児島物流センター（仮称）＞
所在地：鹿児島市谷山港3-4-20
構造：鉄筋コンクリート造（3階建）
延床面積：17,658㎡
敷地面積：14,985㎡
収容能力：20,641t（合計）
着工：平成22年 7月 初旬
完了：平成23年 7月 末日
営業開始日：平成23年 8月 1日