UPS▼中国・深センにアジア域内ハブオープン、初期投資166億円 
2010年06月02日 【LNEWS(http://www.lnews.jp)】UPSは5月18日、深セン宝安国際空港に深センアジア域内ハブを正式に開設した。
このUPS深センハブはアジア太平洋地域の小口と重量貨物の輸送を迅速化するため設けたもので、香港に近接した戦略的な珠江デルタ地域に位置し、敷地面積89000㎡のハブに初期投資1億8000万米ドル(約166億円)を投じた。
UPSアジア太平洋地域プレジデントのデレク・ウッドワードは「アジア域内貿易の急速な拡大により、輸送業者には空前の成長を支えるスピードと処理能力が期待されている。UPSは、深センハブの建設にあたって、アジア太平洋地域の成長における中国の重要性も認識している」と述べた。
新ハブの小口貨物仕分け能力は、1時間あたり18000個から36000個にまで拡大可能で、厳しい貨物検査に対応するとともに、深セン税関との協力の下に、通関プロセスを強化するとともに、出荷申告、検査、および引き渡しを通じた厳格な監視体制を実現するリスク管理システムを共同開発した。
香港と深センハブ間の輸送を促進するため、香港-深セン間の幹線道路におけるエクスプレス国際通関が導入し、香港空港との間の輸送時間の短縮とコスト節減が可能になった。