横浜低温流通▼厚木と大阪に共同配送センター新設 
2010年12月28日【物流ウィークリーhttp://www.weekly-net.co.jp/】
「食品輸送のパイオニア」を掲げる横浜低温流通(伊澤進社長、厚木市)は2012年に厚木と大阪に食品の共同配送センターを稼働させる。厚木では本社横に2階建て倉庫を新設、大阪ではリース物件の2階建て倉庫を予定しており、両方とも食品の共同配送センターとして利用する。
同社によると、「既存の物流センターは荷物がオーバーフローして、別の倉庫を借りている状態」で、3温度帯の倉庫を厚木と大阪に新たに稼働させることになったという。
同社は年々、トラックを増車し、現在は100台を超える。しかし受託している物流量全体に占める自社トラックは1割程度で、ほとんどが協力運送会社への傭車になっている。今後は増車とドライバー育成を推進し、全体の3割を自社のトラックで輸送することを目指している。
人材確保と育成については、事業多角化の一つである販売事業にも本格的に取り組み、幅広い人材を呼びこむ。すでに洋菓子チェーン「シャトレーゼ」とフランチャイズ契約を結び、2店舗を運営していたが、さらに11月末にシャトレーゼ愛川店(愛甲郡愛川町)をオープン。これからも厚木市を中心に店舗を増やす計画だ。
「食の安全」を担う食品物流企業として、コンプライアンス経営重視の事業展開を行ってきた同社。営業所やグループ企業ではGマークやグリーン経営の認証取得も進めており、安心と安全の食品輸送を軸に、来年もさらなる拡大に挑む。
2010年12月21日