乾電池や電気部品のFDK▼山口に新工場建設 
2011年03月30日 乾電池や電気部品などを手掛けるFDK(東京・港区)はこのたび、山口県にある山陽工場内にフェライトの新工場を建設することを発表した。操業開始は2012年4月の予定。
同社グループは、2010年4月に開始した中期経営計画で「環境対応電子部品の開発強化」を掲げており、需要の増大が予想される電子機器の発熱抑制や省エネルギーに貢献できるパワーコンポーネントの取り組みを推進中。
電源のコア材であるフェライトに関しては、2002年に中国拠点に生産を移管し研究および開発を国内で担当する分業体制で進めてきたが、ハイブリッド車や電気自動車、太陽光発電関連機器向けの超高性能品に限っては、顧客企業との連携をよる密にして開発から製造まで一貫した取り組むことが必要と判断。フェライト製造で実績のある山陽工場で、新工場建設を行なうこと決めたという。