新刊本の作成から − 53 
4月15日に発刊された『物流改善Q&A100 物流ソリューションのためのヒント集』。昨年10月ごろに話があり、約半年かけて出版された。時間があるように見えても、出版社側の校閲や印刷があるので、原稿の締め切りは今年の1月後半。限られた時間で、完成できたのも、編集していただいた花房陵主席コンサルタントの力が大きい。
実際に本を作成して、思うことは2つ。経営者が本を出しているが、実際に自分で書かれている方は、実際の業務をやりながら、本の作成に時間を割いていることになる。4人で本を書くのに精一杯だったことを考えると、経営者が一人で書いているのであれば、その時間の使い方のうまさに驚かされる。だからこそ、経営者たるのかもしれないが。まだまだ、自分の未熟さを実感する。
2つめは、実際に文章を書くことで、自分の業務を、一度棚卸ができることだ。なんとなく、思っていたことを文章にするとき、その考え方を、整理することになる。本の流れを考えると、他の人が書いた文章の中身も気になり、自然と他の人の内容まで頭の中に入ってくる。
本の作成は、普段の仕事と目的を再確認できる場でもある。特に、物流不動産ビジネスの内容を章で区切って取り上げるのは、今回が初めてだろう。そういった意味で、今までなんとなく物流不動産ビジネスをやっている人しか分からないと思っていたことが、文章化できたのは面白かった。
この面白かったに続いて、今度は、物流不動産ビジネスだけを丸ごと1冊の本にしようと、水面下で動き出している。本がいつできあがるのか? それは、未定だが、物流不動産ビジネス丸ごと1冊の本が出版され、書店に並ぶことを想像するのは、楽しみだ。