プロロジス▼BCP対応のマルチテナント施設を座間に着工 
2011年06月29日 世界規模で物流不動産を手掛けるプロロジス(日本本社: 東京・千代田区)はこのほど、複数企業向けの大型物流施設「プロロジスパーク座間2」を着工し、開発を開始した。
この施設は、座間市広野台ですでに稼働中の同じマルチテナント型施設である「プロロジスパーク座間 I」と一体で開発される。「I」「2」の2棟の総称は「プロロジスパーク座間」で、総敷地面積約11万㎡、総延床面積約25万5000㎡と、世界的に見ても最大級の物流施設の複合開発となる。「2」の竣工は2012年8月の予定で、現在入居企業を募集中。
「プロロジスパーク座間2」の特色の1つは災害対応性(事業継続性)に優れている点。地震などの発生時の建物の被害を最小限とし、災害後の早急な業務再開に貢献することで入居企業の事業継続性を確保すべく、下記の施策が計画されているという。
・免震構造のみならず館内全体向けの緊急地震速報システムの導入により、安全性を確保する。
・自家用発電機の常設による、停電時でも防災センター機能をすみやかに回復する。
・地下水供給設備と自家用発電機の導入で、断水・停電時にも飲料水の供給とトイレ・洗面所の利用を可能にする。
・防災センターへの衛星電話導入で、災害後にも外部との通信を維持する。