イーソーコ（遠藤文社長、東京都港区）は９日、８日に沼尻産業（沼尻年正社長、茨城県つくば市）が運営する「茨城イーソーコ」がリニューアルした、と発表した。賃貸以外に、寄託情報の登録やイーソーコが提供する物流営業システム（ＬＳＳ）との連動が可能になる。
　沼尻産業が持つ茨城地区の関係会社にＬＳＳを利用してもらうことで、物流不動産ネットワークの強化が可能。沼尻産業では「北関東自動車道の整備などで茨城地区の物流不動産の動きが出てきており、リニューアルを機に、増大する物流不動産ニーズを的確にとらえていく」としている。
　７月には「三河イーソーコ」をリニューアルし、「ケイ・エフイーソーコ」と改称した。運営会社がケイ・エフプランニング（太田桂吉社長、東京都品川区）に変わり、早速中部地区での仲介が決まるなど幸先の良いスタートを切った。今後は中部地区の案件だけでなく、大型物流施設や土地の売買案件にも対応していく。
　なお、イーソーコでは昨年から、アプリケーション・サービスプロバイダー（ＡＳＰ）先とスカイプなどのＩＴ（情報技術）ツールを活用した会議を定期的に行っている。その結果、ＡＳＰ企業の成約率が向上しており、今後、順次ＡＳＰ先のリニューアルおよび業務サポートを提案していく。