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ウッドプラスチックテクノロジー▼年内にT11型 

2011年09月01日

環境にやさしい新素材パレットが注目されている。ウッドプラスチックテクノロジー(原島和雄社長、東京都文京区)では、木とプラスチックの複合素材を使った「プラスチックパレット」を販売。温度変化にも強いため、食品など衛生管理に厳しい低温倉庫に適しており、環境対策としても効果的だ。現在は冷蔵倉庫用を想定した1サイズのみだが、年内にT11サイズもリリースする予定。
 木くずとプラスチックを融合させたエコな複合素材「ウッドプラスチック」は木とプラスチックの弱点を補った素材で、これをパレットとして実用化した。とげ、ささくれ、カビ、腐食といった木製パレットの課題を解決しているほか、長寿命でかつリサイクルできるため環境にやさしい。一般のプラスチックパレットに比べて剛性が高く、二酸化炭素(CO2)排出量を4割削減する。
 6月5―8日に東京ビッグサイト(江東区)で開かれた国際食品工業展にも出展。さらに2011年のグッドデザイン賞に応募し、一次審査を経て24日には、東京ビッグサイトで二次審査兼展示会に出品する。新素材と認知度はまだまだだが、展示会での各種PRを通じて、荷主や物流会社などのユーザーを増やしたい考えだ。