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国土交通省▼羽田空港着陸料引下げを継続 

2012年04月16日

【輸送経済(http://www.yuso.co.jp/)】
 国土交通省は、羽田空港に深夜・早朝に到着する国際貨物便で実施していた着陸料の引き下げ措置を、平成24年度も継続する。
 同措置は羽田空港に午後10時~午前6時59分に到着する国際貨物便を対象に、23年4月1日~24年3月末の1年間実施。依然として国際貨物定期便の就航がないため、25年3月末までの延長を決めた。
 国交省は「着陸料引き下げを国際貨物便就航の呼び水にしたい」としており、24年度以降も状況を見て継続を検討する方針。
 羽田空港は22年10月に再国際化。国際航空貨物の取り扱い増加が見込まれていたが、22年11月からの1年間で取り扱われたのは約13万トン。当初目指していた年間50万トンには届いていない。
 国交省は着陸料引き下げのほか、フォワーダーチャーター(利用運送事業者による貨物専用航空機の1機丸ごと貸し切り)解禁などの規制緩和も実施している。だが、成田空港を中心に国際航空貨物の物流インフラが形成されていることもあり、羽田へ貨物を呼び込む決定打は見いだせずにいるようだ。