ラサール、三菱地所▼相模原市に21.8万平米の物流施設着工 
2012年07月18日 【LNEWS(http://www.lnews.jp)】
ラサールインベストメントマネージメントと三菱地所は7月11日、共同開発する国内最大級のマルチテナント型大型物流施設「ロジポート相模原」の地鎮祭を行った。
着工は7月17日で、竣工は2013年8月を予定。入居企業はすでに大手3PL企業との間で約2万3500㎡(全体の約13%)の賃貸面積の契約が予定している。
ラサールインベストメントマネージメントの中嶋康雄CEOは「産業界のニーズに応えるべく、物流業界も新しい物流施設を提案していかねばならない。その一歩が今回のロジポート相模原。今回は三菱地所と共同で行うが、以前から関係があり企業文化として肌の合う真のパートナーシップだと考えている」と話した。
また、リーシングは竣工時に約半分が決まっているのが普通だとしつつ、現段階でほぼ決定しつつあるという。
立地は、 圏央道「相模原愛川IC」の開通(2012年度開通目標)により、首都圏と西日本の結節点となるだけではなく、首都圏広域をもカバーする戦略的物流拠点として注目を集めているエリア。
圏央道以外にも国道129号線に面し、国道16号線に約4kmという主要幹線への高いアクセス性を持つ。「橋本」「相模原」「淵野辺」「上溝」のJR各線各駅とはバス路線で結ばれており、また、周辺に広大な住宅エリアを擁する雇用環境。
相模原北部の工業団地内に立地し、40フィートコンテナ車をはじめとした大型トラックによる24時間オペレーションが可能だ。
施設は、 延床面積約21万㎡(東京ドーム約4.5個分)という日本最大級の規模で、1フロア約3万5000㎡(トラックバース含む)の大規模な倉庫空間を実現。
建物を浅層部の良好な地盤に支持し、プレキャスト工法・免震構造の採用により、高品質、高耐久、高耐震性を実現、災害時の事業継続性と働く人々の安全を確保している。
そのほか、外周ランプ部も含めた免震構造とし、ランプ動線の寸断による操業不能リスクを回避、1階南側北側に共用施設(コンビニエンスストア及び休憩室)を完備(予定)、大型ランプウェイを2基(上り・下り各専用)完備し、各階に大型車が着床可能なトラックバースを設置するなどさまざまな機能を装備している。
■ロジポート相模原の概要
所在地:神奈川県相模原市中央区田名字赤坂3700-3他
敷地面積:9万4197.27㎡
建築面積:4万4272.79㎡(予定)
延床面積:21万826.02㎡(予定)
構造:RC造(梁・柱PC)地上5階建
設計監理監修:久米設計
設計・監理・施工:大林組
用途:マルチテナント型物流倉庫
複数テナントによる分割利用が可能。
竣工予定:2013年8月