TLロジコム▼中野の大規模施設で館内物流を開始 
2012年11月01日 【輸送経済(http://www.yuso.co.jp)】
ティーエルロジコム(本社・東京、鎌田正彦社長)は10月5日、同日オープンした「中野セントラルパーク・サウス」(東京・中野)でオフィス・店舗向け宅配荷物の集配代行や搬出入管理などを一括して行う館内物流を開始した。
中野セントラルパークは防災と環境配慮がコンセプトの大規模複合施設。そのうちサウス(南棟)は地上22階、1フロア面積約5,000平方㍍の日本最大級の高層オフィスビルで、キリングループなどが入居予定。
環境負荷軽減にも貢献
TLロジコムは、地下1階に館内物流センターを設け、ビル内の店舗や入居企業向け荷物などの搬出入を一括で行う。集配車両が原因の交通渋滞解消、積み降ろし時間の短縮が図れるほか、エレベーター使用抑制などでCO2(二酸化炭素)を削減。施設のコンセプトである環境配慮にも貢献できる。
複数の集配業者がビル内に立ち入ることがなく人の出入りを減らせるため、セキュリティー向上の効果も。
テナント企業の入居が本格化する来年3月以降、10人体制で運営に当たる。(松井 悠)