久留米運送▼第一貨物と施設共用 
2012年12月19日 【輸送経済(http://www.yuso.co.jp)】
久留米運送(本社・福岡県久留米市、二又茂明社長)は来年4月から、第一貨物(同・山形市、武藤幸規社長)がこのたび開設した大宮支店の1階特積みターミナルの一部を間借りする。
埼玉県上尾市にある埼玉店を丸ごと移転。1階ターミナル部分の4分の1に当たる約1200平方メートルを使用する。「現在の施設よりも広くなり、地の利もよくなる」と二又社長。
連絡輸送の効率化進め
同じターミナル上で、久留米運送の東北向け荷物を第一貨物側に台車で横持ちし、最小限の作業と時間と連絡(中継)輸送できるようにする。足立トラックターミナルで受けている作業を移管する。第一貨物の九州向け荷物については当面、現状通り大阪の拠点で連絡輸送する。
また、久留米運送では「トナミ運輸さんとは中国地区(の数拠点)で同じターミナルを台車が行き来し、筑後でも岡山県貨物運送さんに(福岡県筑後市にあるオカケンの久留米支店の一部を)使わせてもらっている」(二又社長)といい、施設の共同利用による連絡輸送の効率化と品質向上、ネットワークの再構築を進めている。
来年10月には長崎県の諫早に新拠点をオープンする。(矢田 健一郎)