産業ファンド▼物流施設3物件、92億8300万円で取得 
2013年01月22日 【LNEWS(http://www.lnews.jp)】
産業ファンド投資法人は1月16日、IIF神戸ロジスティクスセンター(兵庫県神戸市)、IIF東大阪ロジスティクスセンター(大阪府東大阪市)、IIF柏ロジスティクスセンター(千葉県柏市)を92億8300万円で取得すると発表した。
IIF神戸ロジスティクスセンター(兵庫県神戸市灘区摩耶埠頭2-10)は、土地は神戸市が所有し、売主である日新の建物所有を目的とした借地権が設定されている。今回、日新が、土地を神戸市から取得した上で、土地と建物を一体として信託設定し、その信託受益権を譲渡することで合意している。
規模は、土地面積40,486.00㎡、建物面積39,567.74㎡で、取得額は51億9300万円。
日新の西日本における主要物流拠点として2001年に開設(2004年増築)した物流施設で、大手玩具チェーンの広域配送拠点として、賃貸借契約期間11年7か月(2024年9月30日まで)の建物賃貸借契約が結ばれている。
IIF東大阪ロジスティクスセンター(大阪府東大阪市若江東町6-701-2他)は、土地面積10,228.36㎡、建物面積20,247.86㎡で、取得額は22億8000万円。
建物を保有していた東芝ロジスティクスの資産売却ニーズに対し、土地の所有者であるNREG東芝不動産のCRE戦略部との共同提案により、買主としての信頼性、先行者としての知名度を活かして取得した。
テナントは、摂津倉庫とセガ・ロジスティクスサービスで、摂津倉庫が、大手食品メーカーの大阪エリア向け配送ハブ拠点と、セガ・ロジスティクスサービスの機器保管倉庫として利用している。なお、摂津倉庫と期間7年間(2018年3月31日まで)の定期建物賃貸借契約をしている。
IIF柏ロジスティクスセンター(千葉県柏市鷲野谷字宮後原1027-1他)は、土地面積13,553.47㎡、建物面積17,379.78㎡で、取得額は18億1000万円。
1990年の竣工以来、日本通運の主要物流センター、沼南流通センター事業所として継続利用しており、2012年12月から新たに5年間(2017年11月30日まで)の定期建物賃貸借契約をしている。