サンワNETS▼医薬品販売許可を取得、広範囲の業務可能に 
2013年02月19日 【物流ウィークリーhttp://www.weekly-net.co.jp/】
サンワNETS(水谷欣志社長、袋井市)は国本物流センターで、1月15日付で医薬品の販売許可を取得した。対象となるのは「卸売販売業」で、今回の許可取得により、既に同社が行っている医薬品の物流サービスでより広範囲の業務が可能となる。
医薬品の卸売販売業の許可は都道府県が行い、建物の構造に関する条件が定められているほか、営業所ごとに薬剤師を設置することが条件となっている。許可証は6年ごとに更新が定められている。同社は昨秋に許可取得の準備を開始し、県西部保健所の検査をクリアした。
医薬品物流を開始するため、2011年に同センターの断熱工事と倉庫内の温度を一定に保つことができるよう空調設備の工事を実施。今回、医薬品販売許可取得にあたって、新たに薬剤師1人を採用した。
同社は自動車部品など耐久消費財の物流を得意としてきたが、2009年に薬事法で定められた「化粧品製造」で許可を取得。新たに化粧品の包装業務を開始するなど、非耐久消費財で専門性の高い物流にも力を入れている。