濃飛倉庫運輸▼岐阜市に新センター、アパレル業務拡大に即応 
2013年02月19日 【輸送経済(http://www.yuso.co.jp)】
濃飛倉庫運輸(本社・岐阜市、小澤義行社長)は1月30日、岐阜市に「茶屋新田物流センター」をオープンした。
昭和57年に稼働した倉庫を建て替え、従来の倉庫スペースの1.6倍に拡大。岐阜市内の複数の倉庫で保管していた特定荷主のアパレル商品が増加し、新センターに集約。隣接のピッキング場と連携し、より迅速かつ効率の高い物流を推進する。10%以上のコストダウンを図る。投資額は約5億円。
海コン輸送に高効率で応え
住所は岐阜市柳津町流通センター2ノ6。名神高速道路岐阜羽島インターチェンジから10分。敷地面積は7567平方メートル。鉄骨造り2階建てで、倉庫面積は1階1903平方メートル、2階1640平方メートル。荷さばき場の庇(ひさし)下スペースは長さ12メートル、面積328平方メートル。
最大積載重量2トン、1時間当たり搬送能力106パレットの大型垂直搬送機(ホクショー製)を設置。照明設備は全てLED(発光ダイオード)を採用した。
4月には同社として初めての本格的太陽光発電設備をセンター屋根に設置。年間12万5700キロワット時の発電量を見込む。
1月29日のしゅん工式で小澤社長は「小ロット化、スルー物流に対応し、海上コンテナで運び込まれる輸入貨物についても、効率の高い物流を展開できる。経営理念である地域経済社会への奉仕をさらに進めていきたい」とあいさつ。
濃飛倉庫運輸は、岐阜県養老町でも新センター構想を持つ。約1万6500平方メートルの用地を活用し、中京圏を対象にしたセンター建設を2、3年後をめどに具体化させる。(谷 篤)