物流不動産ニュース

物流、物流不動産、倉庫を網羅した
最新ニュース・情報を発信しています。

  • メール会員情報変更
  • メールマガジンバックナンバー
  • ニュースメール配信登録

トランコム▼「電話対応力」磨き合う 

2013年10月01日

【輸送経済(http://www.yuso.co.jp/)】
トランコム(本社・名古屋市、清水正久社長)は13日、名古屋市内で
「物流情報サービスグループ第4回アジャスターコンテスト」を開催。
貨物や空車の情報のすり合わせ役を担うアジャスター社員が
電話応対力を競い合った。取扱事業を質の高いサービス業として成長させる
施策の1つだ。
コンテストに出場したのは16人(男性11人、女性5人)の社員。
物流情報サービス部門全国26拠点400人のうちエントリーした
35人の中から選抜された。
 あいさつに立った清水社長は「物流情報サービス事業は今期、
500億円超の売上高を見込むまでに成長した。その要因は、
事業の仕組みを独自の情報システムでつくり上げたことと
社員たちの質の良さ。丁寧さ、誠実さ、親しみのある対応で、
サービス業として大きな礎を築いてくれた」とその努力をねぎらい、
出場者を激励した。
コンテストは模擬電話応対80点、知識15点、情報入力技能5点の
100点満点で評価。模擬電話では、アジャスターのレベルアップの
きっかけを与えてくれた顧客のアイホン、コールセンター最大手で
トランコムの電話応対力をサポートするベルシステム24や、佐川急便、
日東ロジコムの来賓、上司のセンター長ら約80人の前で日頃の
取り組みを再現。「ドライバーへの積み地などの情報伝達」
「貨物・空車情報を伝えてくる荷主や輸送事業者とのやり取り」に
テキパキと応えた。
物流情報サービスは、1日合計3700台の成約実績を持つ。各アジャスターは
慣れた口調で対応。サービス業として笑顔や明るい声で受け答えしながら
正確なコミュニケーションをつくり上げていた。
1位に升井里美さん(東京センター)、2位に橋本成民さん(静岡センター)、
3位に蟹江佑香理さん(名古屋センター)が選ばれた。升井さんは
「他の出場者の皆さんから学んだことをセンターへ持ち帰り、
有益な情報を共有したい」と喜びを表した。
 部門責任者の大沢隆取締役常務執行役員は「課題として挙げられるのが
アジャスターの提案力。取引条件見直しの交渉力がもっと欲しい」
と現場の奮起を促した。新たな強化策が展開される。(谷 篤)