東京大学の学生が「時間のなかの建築」をテーマに第3東運ビルを見学 
5月21日、東京大学の学生が、イーソーコグループが本社機能をおく「第3東運ビル」を見学しました。
テーマは「時間のなかの建築」
好天のなか来訪した9名は、いずれも東京大学で建築を学ぶ学生。同大大学院の加藤耕一准教授が指導する「西洋建築史系スタジオ」の課題の一環で、「時間のなかの建築」をテーマとしたクラスです。建築の変化を捉えるための事例の一つとして、リノベーションによって変わり続けてきた「第3東運ビル」がリサーチの対象として選ばれました。
きっかけは「MAKE ALTERNATIVE TOWN展」
見学のきっかけとなったのは、4月16~22日まで港区三田の建築会館で行われていた「MAKE ALTERNATIVE TOWN(メイクオルタナティブタウン)展」。芝浦エリアに実在する倉庫を素材に、若手建築家がエリア活性化と建物活性化を実現できるリノベーションを提案するという展覧会で、物流業界のみならず設計家のあいだでも話題となりました。「第3東運ビル」は同展を主催した倉庫リノベーション研究会の活動拠点ということもあり、見学会が実現しました。
倉庫を主体とした複合ビルとして建設された「第3東運ビル」は、近隣環境やニーズの移り変わりとともに変化を繰り返してきました。まさに「時間のなかの建築」の具体例といえるビルであり、見学した学生たちにも刺激になったようでした。
学生たちは見学などから得た知識をもとに設計を行い、日本建築学会のコンペに出展するということです。
見学の様子
オリエンテーションでビルの概略を学んだ後、見学ツアーに出発。
普段は入れないテナント部分も見学しました。
ビル内をくまなく見て回りました。
イーソーコグループ・池田浩大によるセミナーでは、熱心な質問も飛び出しました。