東京都▼新宿区で渋滞緩和のための百貨店向けの共同配送実験を実施 
2009年10月17日 東京都は、繁華街の渋滞を緩和し環境負荷低減を図ることを目的に、物流効率化モデル構築に向けた社会実験をスタート。東京都新宿区で10月19日から11月18日までの期間、百貨店向けの貨物の荷捌き施設を駐車場の空き時間帯を活用した拠点に集約させ、巡回配送を行う。
物流効率化を図るためには、拠点集約化・共同配送の推進が最も効果的な手法だが、都心部では用地確保が難しい。そこで、都は公共駐車場の未利用時間や区画に注目、有効活用によってスペースを生み出すモデルの構築を進めることとした。
実験では東京路線トラック協会、東京都トラック協会、東京都道路整備保全公社と、福山通運、日本通運、トナミ運輸、名鉄運輸などの路線便業者が参加。伊勢丹、小田急百貨店、三越などの新宿地区の百貨店の協力のもと、従来個別に巡回していた百貨店向けの貨物輸送を共同化、巡回配送を行う。共同の荷捌き施設としては、都庁大型車駐車場と民間駐車場を活用。早朝などの空き時間帯を活用している。