TRONSHOW▼「庫内作業シェアリング事例」発表 
2018年12月18日トロンフォーラムは12日から14日までの3日間、東京・港区の東京ミッドタウンで「2018 TRON Symposium(TRONSHOW)」を開催した。
オープンアーキテクチャーの考えに基づき、IoT、ユビキタス・コンピューティング環境の実現に向け、展示とシンポジウムによるAI、オープンデータなどの最新情報が発表された。
14日のセッションには大和ハウスグループセッション「Intelligent Logistics Center 『物流ロボット プログラミングコンテスト』」と題した講演が行われ、ダイワロジテック・秋葉淳一氏、大和ハウス工業・竹林桂太朗氏、Hacobu・佐々木太郎氏が登壇した。
秋葉氏は労働人口減少に直面した現在、ロジスティクス分野におけるシェアリングの必要性を強調。物流センターでロボットを導入する際、繁忙期ピーク時に合わせて投資が行われる点や、3PL受託契約期間内に、投資回収ができないからだ。
庫内作業のシェアリングモデルは「DPL市川」での実験を経て、「DPL流山」で実運用を展開中だ。ダイワロジテックが投資を行い、ロボット「バトラー」を導入、庫内作業を同社が請け負う。これにより全体最適による効率化、投資リスクの分散、全体最適による効率化が実現する。
同社は 大和ハウス工業が目指す「流山物流タウン」では、ささげ(撮影・採寸・原稿作成)や返品業務など、特定サービスもシェアリングを提供。「シェアリングモデル、テナントのアパレル企業のノウハウも活用し、サービスを拡大していきたい」と秋葉氏は述べた、