<速報>ワンデーセミナーで、物流不動産ビジネスに多数が賛同 
11月20日、イーソーコ セミナールームで開催したワンデーセミナーに約40名が集まりました。
同セミナーは11月20日から22日までの3日間の「物流不動産ビジネスベーシック研修」の初日に行われ、「物流不動産ビジネス」の概要・メリットなどをご紹介するもの。当日は約6割の物流事業者を占めるほか、物流コンサルタント、IT、金融など、さまざまな来場者で賑わいを見せました。
会に先立ち、イーソーコ社長の遠藤文が出演する「賢者グローバル」の動画を放映した後で、会長の大谷巌一が講演が開始しました。
大谷は物流不動産ビジネスが近年、拡大基調にあることを明かした後で、先日観劇した歌舞伎に触れて、「歌舞伎は足し算の美学」と述べました。古きものを温存し、新しく生まれ変わる文化のすばらしさが歌舞伎であるなら、その逆となるのが物流業界。物流業界が引き算=減点主義であることを大谷は言及しました。
物流業は制約条件が厳しく、「指定時間に配達されて当たり前、少し遅れると怒鳴られることもある」(大谷)ほか、デスクワークができる社員に仕事が集中して、その結果優秀な人材が辞めていってしまう事例が増加しています。
そこで大谷は「この先、人口が減る、売上が減る、物量が減る、物流が減るーーことは明らか」としたうえで「物流業を基軸に不動産要素を取り入れる営業スタイルは、いいとこどりの後出しじゃんけんができるからこそ、高い収益を上げることができる」と、物流不動産ビジネスが追い風になる背景を発表しました。
一方通行のセミナーではなく、会場からも積極的な意見がありました。NTTドコモ 関西支社 花木悠佑氏は「ドコモは危機感を抱いている。人口減少が拍車をかけるなか、2020年に5G導入のためにを先導しているが、その一環でイーソーコも参画する物流の新しいプラットフォーム<docomap JAPAN>には大きく期待している」。
NTTドコモ・花木氏
足利銀行 営業推進部 金丸幸樹氏は「業種別チームの事業立ち上げに伴い、物流不動産ビジネスを勉強するために参加した」と話されました。
足利銀行・金丸氏
また、物流不動産ニュースのコラムでお馴染みのロジラテジーの延嘉隆氏も特別参戦。「経営コンサルの立場でいうと、儲かっている物流事業者は不動産で潤っている」として、不動産を学ぶことで収益が上がるスキームを発表されました。
延嘉隆氏
続いてイーソーコドットコム社長の早崎幸太郎も登壇、同社のビジネスモデルや人財採用・育成・輩出する独自のカリキュラム、物流不動産ビジネスの第一線で活躍する「物流ユーティリティープレイヤー」を紹介、現在 計画中の新サイト「E-SHOKO.NET」は5Gを駆使するメリットもあり、今後の拡大に胸を張りました。
朝10時から夕方5時過ぎまでの丸一日となったセミナーですが、最後までご参加の皆さんは疲れた様子もなく、物流不動産ビジネスに多数ご賛同されていました。