過疎地支える輸送▼「活力取り戻す」 
2015年03月04日少子高齢化などを背景に過疎化が進む地域では、物流効率が低下する一方で車を運転しない者が増え、日用品の宅配などのニーズが高まっている。こうした状況下で、物流は地域と人とをつなぐ架け橋となれるか。
宅配便の取扱個数は、通販市場の拡大などを背景に2004年の28億7400個から、10年間で36億3700個と約1.3倍に成長している。これまでは大きくて重い家具や家電が中心だった宅配も、過去1年間にインターネットで購入した物品の統計をみると、すべての地域で日用品の比率が50%前後と高い比率を保っている。いまや宅配サービスは、日常生活を支えるインフラとして重要なポジションにある。
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