ニールセン▼Eコマースの利用時間とスマートフォンとの関連性調査結果を発表 
2015年09月23日PCなどのメディアの視聴者行動分析を行うニールセンが、スマートフォンとEコマースの利用時間に関する調査結果を発表した。
調査では、インターネットの利用時間全体のうちスマートフォンからの利用が70%。カテゴリー別では、ゲームや動画を含む「エンターテイメント」で72%、検索やSNSを含む「サーチ、ポータルとコミュニティ」でも71%がスマートフォンだったのに対し、ECサイトや価格比較サイトを含む「Eコマース」はスマートフォンからの利用時間が49%で、PCとほぼ同じという結果となった。
Eコマースのカテゴリー別では、ファッションサイト(「ZOZOTOWN」「ユニクロ」「リアルリアル」が調査対象)利用者の64%がスマートフォンから。同じく大手ECサイト(「Amazon」「楽天市場」「coneco.net」「最安値ナビゲーター」が調査対象)では56%がスマートフォンからの利用。価格比較サイト(「価格.com」「coneco.net」「最安値ナビゲーター」が調査対象)では50%がスマートフォンからの利用だった。一方、通販会社のサイト(「ニッセン」「ベルメゾン」「ジャパネットたかた」が調査対象)におけるスマートフォン利用者の割合は36%で、PCからの利用が大きく上回った。
カテゴリーごとに利用方法や利用者属性を比較すると、スマートフォンからの利用時間がPCを上回っていたファッションサイトでは、女性若年層の利用時間が81%を占めた。また大手ECサイトや価格比較サイトでは、他のサービスに比べてアプリから利用されている割合が多くなった。PCからの利用時間が多かった通販会社サイトでは、中高年層の女性の利用が多くを占め、またほとんどの人がブラウザから利用している結果となった。