<レポート>JA-LPA主催 物流施設調査員育成講座が開講! 
日本物流不動産評価機構(JA-LPA)は1月20日と21日の2日間、物流施設調査員育成講座「物流施設の診断・評価の知識と実地調査方法」をイーソーコ セミナールームで開講しました。
同講座は物流施設の基本的な建築知識を学ぶことに加え、実地調査用としてJA-LPAが開発した「チェックリスト」の記載の仕方と使い方を解説する2日間の専門講座。修了生は「物流施設調査員」として登録可能で、JA-LPAのメンバーとして現場で活躍することができます。
初日(21日)はJA-LPA 望月光政代表理事が登壇、「基準に則り物流施設を、診断することは、人間ドックや体力測定と同じ。物流施設の維持管理や売買、改修リニューアル等を検討する際には、まず現状を知ることが大切だ」と語り、「知識編」の講義に入りました。
知識編カリキュラムは(1)診断基準と考え方、(2)フローチャート、(3)基本計画チェックリスト、(4)立地、(5)敷地、(6)法令関係、(7)配置・外構、(8)建物、(9)躯体と構造、(10)仕上、(11)設備。
同講座のためにオリジナルで作成したテキストを用い、望月氏が日通不動産時代に培ったノウハウから最新情報まで、事例を交えて紹介しました。
▲望月光政代表理事
2日目(22日)は紙中英伸評価員が登壇、「実践編」として、JA-LPAが施設評価の際に使用するチェックシートについて講義しました。カリキュラムは(1)物流施設の診断・評価と調査員の役割、(2)調査の進め方、(3)収集すべき資料、(4)チェックシートを用いた調査手順。チェックシートとは、手順に従ってリストの項目にチェックマークを記入することで、建築的な機能並びに品質の初期診断が可能となるもの。
受講生は「事例を取り入れた解説でわかりやすい」「チェックシートは施設売買の際に有効」「新入社員研修に検討したい」などと話していました。
第2回めの開講は2 月 16 日・17 日となりますが、4月 開講を望む声が多かったため4月20 日・21 日も急遽決定しました。
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