【創業350年】盛岡・徳清倉庫株式会社さまのホームページがリニューアルされました 
去る7月19日、岩手県盛岡市の老舗倉庫会社 徳清倉庫様がHPをリニューアルしました。
同社は寛文年間(1660年代)創業から約350年間、時代にあわせて業態を変えながら、地元盛岡を拠点にビジネスを展開、倉庫業は1963年に創業、半世紀以上にわたりビジネスを展開。現在は本社倉庫のほか、流通センター倉庫、隣接する岩手県倉庫事業協同組合倉庫とのコラボレーションで、荷物の保管・荷役のニーズに対応しているほか、近年では、e-SOHKO東北として物流不動産ビジネスにも参画、リアルタイムで東北地区の物流不動産情報が提供しています。
リニューアルの狙いについて、佐藤重昭社長に話を伺いました。
―リニューアルに至った理由は?
これまでのHP は15年間、html形式で運営してきましたが、スマートフォンに対応したもので4か月かけて再構築しました。
―歴史ページが充実されていますね。
1660年代から「徳清」の歴史をまとめました。最近、講演依頼をいただく機会が多く、その資料として使用すること、わが社の足跡を残したかったことと、これまで受け継ぎ繋げてきた歴史を社内外にもアピールしたいと考えました。
―社長のコラム「留魂日記」は吉田松陰からネーミングされたのですか。
10年ほど前からブログで書き続けてきましたが、今回のリニューアルに伴い、改めてまとめてあります(「留魂日記」 )。見栄えのするタイトルを考えていた当時、龍馬伝が流行っていたことにあやかり、吉田松陰の「留魂録」からネーミングを付けました。
―ほかに見どころはありますか。
8月から開かれる「いわてアートプロジェクト 2016」ページへのリンクを載せました。スペインの国宝級アーティストであるホセマリア・シシリアさんが土蔵群を気に入ってくれたことがきっかけで、展示会場として倉庫をご提供しています。
倉庫は<サムライハイス>として、9月30日(金)~10月7日(金)「SINCE THAT DAY」と題したNYの邦楽演奏家による生演奏が流れる館内でマグダレナ・ソレさん(写真家)の作品を鑑賞するほか、10月10日(月)~10月12日(水)には「想起に導かれて」というタイトルで、ホセマリア・シシリアさんの現代アート作品を展示する贅沢なイベントです。日本の倉庫が海外でも注目される絶好の機会だと思います。
―TOPページの「物流不動産ビジネスの最適化を目指します」というキャッチが目立ちます。
イーソーコさんの物流不動産ビジネスに携わり(運営会社:ロジリンクス)、約10年となりますが、ここ盛岡では目立った案件はありませんが、物流不動産ビジネスは着実に東北でも根付いている実感はあります。
―今後の展開についてお聞かせください。
小さいながらも存在感のある会社になりたい――、と考えています。現在の資産を有効活用し、盛岡の倉庫のイメージアップを図りながら、倉庫業、物流業、物流不動産ビジネスのアピールしていきたい。今回のHPリニューアルもその中の一環として考えています。
※2015年春にも本サイトで取材をさせていただきました。
【記事】街の歴史を保存する土蔵 ―盛岡・徳清倉庫さまを訪問しました