アイシン精機▼熊本にエンジン部品会社、生産拠点集約で物流効率化 
2007年07月18日【LNEWS(http://www.lnews.jp)】アイシン精機(株)は7月10日、熊本県にエンジン部品を生産する新会社「アイシン九州キャスティング(株)」の設立を決めたと発表した。
九州地区での事業拡大をはかるため、1993年にアイシン九州(株)を設立、ボディ部品の生産を開始し、得意先増産への対応として2005年にはエンジン部品の加工工程を追加、九州地区の得意先への供給拠点として事業展開している。
今回、得意先からのエンジン部品の受注拡大に対応し、国内アルミダイキャストの生産能力の増強を図るため、九州地区で新たに一貫生産を行う体制を整えるもの。
新会社にアイシン九州のエンジン部品、アイシン軽金属(株)、アイシン精機西尾工場(愛知県西尾市)の九州向けのエンジン部品の生産を集約することで、九州地区での生産・調達率の向上を図り、物流効率化につなげる。
新会社は、アイシン九州と同一の敷地内に建設し、アルミダイキャスト製品(タイミングチェーンケース、オイルパン、シリンダーヘッドカバー)を鋳造から加工・組付まで、樹脂インテークマニホールドを成形から組付まで一貫生産する。
アルミダイキャスト事業の拡大に伴い、国内での生産対応としては、基幹となる西尾工場を中心に、アイシン北海道(株)の設立、今回のアイシン九州キャスティング設立などで生産能力の増強を図る。