スズケン▼阪神物流センターを竣工 
2007年11月01日 ヘルス企業のスズケン(本社=名古屋市東区、太田裕史社長)は、関西エリアにおける医療用医薬品の新たな物流拠点として、「阪神物流センター」(兵庫県神戸市)を竣工。10月29日より稼動をスタートさせた。設備投資額は57億円。
同社は、医療機関等のお得意さまへのサービス水準を向上させるため、全国9拠点の物流センター構築を基軸に置いた物流施設の再構築に取り組んでいる。具体的には2010年までに、現在稼動中の札幌、埼玉県戸田、愛知県江南と今回開設した阪神物流センターに加え、横浜、福岡、千葉、奈良、宮城に中規模物流センターを開設。この9拠点以外に補助的な機能を持つ8拠点の商品センターを設置する予定だ。
今回稼動した阪神物流センターは、大阪府・兵庫県・奈良県・滋賀県・京都府・和歌山県をカバーエリアに置き、納品リードタイムの短縮や品切率の低下をめざすためのさまざまな工夫が凝らされている。
全体で25,000アイテムを在庫。「倉庫管理システム(WMS)」を導入し、デジタルピッキングシステム、POS検品システムの導入により、迅速性と精度を兼ね備えた施設となっている。また向精神薬などを保管する特殊品庫に手静脈認証のシステムを設置。監視カメラによって、物流センター内を24時間監視することでセキュリティを確保している。このほか、物流センターの屋上に、最大で10KW(蛍光灯250本分)もの発電能力を持つ、「太陽光発電パネル」を設置するなど、環境に配慮した施設となっている。
センターの施設概要はつぎのとおり。
<.阪神物流センターの概要>
所在地 :兵庫県神戸市北区鹿の子台南町5-2-6
敷地面積 :29,371㎡(8,885坪)
建築面積 :10,620㎡(3,213坪)
延床面積 :23,717㎡(7,175坪)
構造・規模 :鉄骨造地上3階建
保管品目 :25,000品目