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ミスミグループ▼神戸市に集合生産基地設立、リスク分散と物流効率にメリット 

2007年11月18日

【LNEWS(http://www.lnews.jp)】(株)ミスミグループ本社は11月13日、複数の機械部品メーカーを集めた集合生産基地「ミスミ生産パーク」を神戸市北区に設立、2009年度の本格稼動に向けて、第1期の稼動を開始したと発表した。
ミスミ生産パーク設立で、東日本に多く所在している協力メーカーを西日本に誘致し、自然災害などによる製品の供給リスクを分散、ミスミグループの西日本物流センター(兵庫県三田市)近くに立地することで物流コストを低減する。
同社では「自然災害などのリスクを分散させることは、製造業の裏方であるミスミグループとして、社会的責任に対応する重要な取り組み」としている。
参加する協力メーカーは、複数のメーカーが集結することによる立地や建設などの投資コストの低減、エネルギー設備を集約することによるランニングコストの低減、会議室などの共用施設の利用が可能などのメリットを見込める。
第1期では駿河精機(株)、(株)アイオー精密、(株)パーツ精工が稼働、第2期の2008年4月からは6社が順次稼働を開始し、計9社でFA用部品、プレス金型用部品、プラ型用部品を生産する。投資額は40億円強。
ミスミ生産パークの意義について、同社では「ミスミグループと協力メーカーとの強い連携により、大企業にはありえない新しい集合生産基地を実現したもので、機械部品メーカーの持つ高い技術力を活かす場を広げる」と強調している。
■ミスミ生産パーク概要
場所:神戸市北区赤松台
土地:6万1500㎡(1万8600坪)
建物:2万500㎡(6200坪)
生産部品:FA用部品、プレス金型用部品、プラ型用部品
稼動スケジュール:
 第1期 2007年10月から3社が稼動開始
 第2期 2008年4月から6社が順次稼動(計9社)
第1期参加企業:駿河精機(株)、(株)アイオー精密、(株)パーツ精工
投資額:40億円強