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奥村組▼倉庫などに適用可能な「2倍拡底杭工法」開発 

2008年02月18日

【LNEWS(http://www.lnews.jp)】奥村組は2月14日、大きな荷重が作用する超高層建物や倉庫などに「2倍拡底杭工法」の適用を拡大できるようになったと発表した。
「奥村・丸五バケット式拡底杭工法(OMR/B工法)」は、奥村組と丸五基礎工業が1985年に共同開発し、2006度までに約2300件、約8万本の実績を持つ場所打ちコンクリート拡底杭工法。
06年6月には、アースドリル工法として業界で初めて拡底率4.0(軸径の比率で2倍)の新工法「2倍拡底杭工法」を開発し、これまでに約30件の物件に適用するなど評価が高かった一方で、「さらに大きな荷重が作用する建物にも採用したい」という要望が寄せられていた。
そこで、最大拡底部径φ4100mmまで範囲を広げた工法を追加開発し、07年12月21日付で日本建築センターの評定を取得。これによって、大きな荷重が作用する超高層建物や倉庫などにも適用が可能になった。
この工法を利用すると、掘削土量や使用材料を少なくでき、経済的で環境負荷が小さくなるほか、奥村組では「材料費高騰、掘削残土処理問題の顕在化などへの対応策として利用が進む」と期待している。