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イヌイ建物▼ラサールと共同で福岡アイランドシティ港湾施設開発を推進 

2008年04月03日

 イヌイ建物(本社=東京都中央区、中村哲也社長)と、ラサール インベストメント マネージメント インク(本社=米国イリノイ州シカゴ、ジェフ・ジェイコブソンCEO)は、福岡市が推進しているアイランドシティ整備事業の「みなとづくりエリア」にある港湾関連用地において、共同で物流施設を開発・運営していくことをあきらかにした。
 その第一弾として、イヌイ建物とラサールが等分出資する「博多アイランドシティプロパティー特定目的会社」は、イヌイ建物が福岡市と締結した土地売買契約の地位譲渡を受け3月31日に、福岡市からの土地の引き渡しが完了したことを報告した。
 この共同投資開発プロジェクトは、福岡市の東部臨海部において先進的なモデル都市づくりが進められているアイランドシティの「みなとづくりエリア」における国際コンテナ物流拠点機能の一端を担うことについて、倉庫業者として永年の実績を持つイヌイ建物と日本の物流・倉庫施設に積極的に投資・開発しているラサールの考えが一致し、その核となるマルチテナント型倉庫の建設・開発に着手するもの。アイランドシティでは、中国をはじめ急増するアジア物流や船舶の大型化に対応した、最新鋭の国際コンテナターミナルなどの港湾施設の整備が着々と進められ、博多港の港湾機能の強化が図られている。
 竣工後は、イヌイ建物がマスターレッシーとなって運営を行う。またラサールの持分については「ラサール 日本ロジスティクス ファンドⅡ」(運用資産予定規模3,000~4,000億円)に組み入れられる予定。