コマーシャル・アールイー（本社＝東京都中央区、甲斐田啓二社長）は、米国に本社を置くグローバル投資銀行の「バブコック・アンド・ブラウン」との間で結んだ事業提携を、このほど合意解約したことをあきらかにした。
　両社は今年１月15日付で事業提携を結んだが、市況の変化もあり、当初、提携により、期待していた国内市場の拡大効果が乏しいとコマーシャル・アールイー側が判断。両者協議の上、事業提携を合意解約する運びとなった。
　事業提携に絡んで、コマーシャル・アールイー側は、バブコック・アンド・ブラウンを同社が開発している物流不動産の優先的な供給先としていたが、今回の解約により、今後は市況の動向を踏まえた上で、最適な売却先を選定し、売却していく。