三菱自動車工業▼タイの生産・販売子会社が新工場、物流体制も強化 
2008年05月01日【LNEWS(http://www.lnews.jp)】三菱自動車工業は4月25日、タイの生産・販売会社ミツビシ・モータース・タイランドが新エンジン工場に関する公表を行ったと発表した。
ミツビシ・モータース・タイランドは、チョンブリ県ラムチャバン工業団地にあるエンジン製造子会社ミツビシ・モータース・タイランド・エンジンのエンジン組立工場の生産能力増強を図るため、新工場として隣接地に移転し、4月20日から操業を開始した。
同社は現在、ディーゼル・ガソリンエンジンを生産しており、これらエンジンは、ミツビシ・モータース・タイランドで生産される車両に搭載されるとともに、エンジン単体として三菱自動車にも輸出されている。生産設備の増強を含む約2.9億バーツ規模の投資により、新工場のエンジン生産能力は年19万台から24万台に増加する。
ミツビシ・モータース・タイランドは1988年から輸出を開始し、07年10月にはピックアップトラック輸出累計100万台を達成。旺盛な輸出、国内需要に応えるため、また世界戦略車である新型SUVを生産するため、生産体制の強化に取り組んでいる。生産体制の強化と合わせて隣接地に物流用の土地 3.2万平方メートルを確保、一部を2月からモータープールとして使用を開始するなど物流体制も強化している。