【LNEWS(http://www.lnews.jp）】住友電工ハードメタルは10月8日、大阪市此花区にロジスティックセンターを新設したと発表した。
物流機能の強化を目的に大阪市西淀川区の物流センターを移転、拡充したもので、国内外の顧客に向けて新しいグローバルロジスティック体制をスタートさせる。
同センターでは、住友電工ハードメタルと物流・配送会社のシステムが連動し、停滞することなく、出荷業務が円滑にできるようになった。
具体的には、同社から出庫指示情報を受信した物流・配送会社では、それぞれの送り先の締め切り時間に合わせて出庫指示を倉庫システムに伝送し、現場でピッキングや梱包作業を行っている間に、輸出通関に必要な業務を行う。
この情報は、海外輸送を行う物流・配送会社のシステムにも伝送され、航空便の確保をはじめ、現地での輸入通関準備、現地配送便の手配へと流れていく。
この結果、アジア圏では国によっては受注後24時間で顧客への納入ができるなど、輸送リードタイムを短縮できるとともに、現地在庫の適正化を図ることができる。
また、国内外を問わず、すべての製品を対象に、顧客への着荷までを管理し、トレースするほか、顧客自身が荷物をトラッキングすることができるシステムも開発した。
これは、顧客が専用Webサイトにログインして、同社への注文番号を入力すると、リアルタイムで進ちょく情報が照会できる機能であり、顧客満足度の向上に努めていく。
ロジスティックセンターの概要
所在地：大阪市此花区北港緑地2-1-92
稼働開始：2008年8月
延床面積：1500㎡