グローバル物流不動産企業である、プロロジス（日本本社＝東京都港区）は3月24日、 神奈川県座間市に開発中のマルチテナント型（複数企業向け）物流施設「プロロジスパーク座間 1」に 導入が決定している発電出力1メガワットの太陽光発電システムの設置工事に着手した。
　「プロロジスパーク座間 1」は今年5月末の竣工に向けて順調に開発が進んでおり、今回の取付工事では、屋根部分の約半分（約1万2000㎡）の範囲に太陽光発電システムを設置する。今年6月末に設置が完了し、7月より稼動を開始、同施設内で使用される電力の一部を賄なわれる。
　設置される太陽光発電システムは、年間で一般家庭約280世帯分の年間消費電力に相当する約100 万kWhの発電を見込む大規模なもの。この発電システム導入により、原油換算で年間246キロリットルの石油代替効果が期待でき、CO２の削減量に換算すると年間約328トンと、東京ドーム約20個分の面積の森林が吸収するCO2に相当する。
　なおプロロジスパーク座間1は大手物流企業など約６割の入居企業が決まっているが（内定含む）、残りの入居を決めるべく、現在、交渉中だ。
＜プロロジスパーク座間1＞
所在地：神奈川県座間市広野台2-10-7
敷地面積：59,475㎡
延床面積：139,222㎡
構造：PC造 一部鉄骨造 地上5階建
　　　免震構造
着工時期：2008年 4月
竣工時期：2009年 5月末予定