クラヤ三星堂▼神奈川県に新たな物流拠点を建設 
2009年06月03日 医薬品・医療機器の卸「クラヤ三星堂」は、神奈川県における医療用医薬品等を取り扱う新たな物流拠点として「神奈川ALC(エリア・ロジスティクス・センター)」を5月23日に竣工、8月より稼動する。
同施設は、都市型フルラインセンター。生産者から最終需要者までの無駄を削減し、物流の全体最適を実現することを最重要テーマに構築。設備投資額は総額116億円、出荷能力は年間最大1800億円に上る。
特長としては、ユーザーへの直送へ切り替え、リードタイムの短縮を実現。独自に開発した需要予測システムを使い、過剰在庫と欠品が生じないよう単品ごとに在庫を最適なレベルにコントロールし、定時・適量の完全納品を行う。さらに情報システムを活用した独自のマテハン技術とエンジニアリングによって、正確で効率的な在庫管理と庫内作業、配送作業を実現し、作業の効率化を図りながら、安全性と信頼性を高めていく。
このほか免震構造を施され、停電時の自家発電装置、災害時の緊急配送用バイクを配備し、地震などの災害時にも安定供給できる体制を整備。また人的災害を防ぐためにID認証システムを採用するなど、高いセキュリティを確保している。
施設概要は次のとおり。
<クラヤ三星堂「神奈川ALC」>
所在地:神奈川県横浜市戸塚区吉田町180-9
敷地面積:17,290㎡
建築面積:7,137㎡
延床面積:20,599㎡
構造:プレストレストコンクリート造
純ラーメン構造、一部鉄骨造
地上5階建