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センコー▼宮崎県延岡市に物流業務システムのバックアップセンターを開設 

2009年09月17日

 「センコー」(本社=大阪市北区、福田泰久社長)はこのほど、宮崎県延岡市に物流業務システムのバックアップセンター(BCセンター)を設置し、来年9月から運営開始することを決定した。
 センコーは現在、事業継続計画(BCP)の一環で基幹業務のリスクマネジメントに取り組んでいる。現段階では、全国の物流業務データを大阪府八尾市のデータセンターで統括し、物流情報システム、重要データのバックアップを図っているが、立地周辺に存在する「上町断層帯」をはじめとした激甚災害リスクへの対応のため、大阪から遠隔であり活断層がないとされる延岡市内に、業務データのBC センターを開設することにした。
 今回、バックアップの対象となるのは、倉庫の入出荷、配送をはじめとした、センコーの基幹となる物流業務システム。通常時には、大阪センターのデータを5分間隔でBC センターのサーバーに送信し、データの二重化を図る。また、被災時には、顧客とのデータ交換回線をBC センターへと切り替え、3時間以内に業務を復旧させ、物流システムを運営する。
 被災時に、回線を遠隔地のデータセンターに切り替えて企業物流のシステムを提供する試みは、国内では初めてとなる。
 なおBC センターでは、当社の連結子会社であるセンコー情報システムが分室を設け、システムスタッフが常駐。バックアップの対象となるシステムを順次拡大し、万一の被災時にも顧客の円滑な生産供給体制を支援する物流サービスを構築していく。