富士通▼カゴ車向けUHF帯RFIDタグを開発し日建リース工業へ導入 
2009年10月01日 【LNEWS(http://www.lnews.jp)】富士通と富士通フロンテックは9月15日、建設機械リース業の大手「日建リース工業」の協力を受け、物流などで荷物の運搬を行うカゴ車向けにUHF帯RFIDタグを開発したと発表した。
バーコードによって、数量、種別などを1台ごとに管理していたカゴ車の入出荷検品について、カゴ車が重なったままでも、タグによる一括読み取りで実現できるようになった。
日建リース工業は、同タグをレンタルカゴ車に採用し、カゴ車のレンタル先であるユーザーに効率的な物流業務運用を提供する。
従来は、カゴ車の紛失や盗難対策を目的として、入出荷、貸与の管理・運用が目視による台帳記入やバーコードによる読み取りなどを、1台ごとに実施。効率化が共通の経営課題となっていた。富士通と富士通フロンテックは、金属パイプ構造のカゴ車専用にUHF帯RFIDタグを開発。カゴ車の資産管理、入出荷管理、レンタル時における管理・運用作業を効率化するとともに、効果的な個品管理を実現させた。
タグは、金属パイプ構造のカゴ車が大量に重なる中で、UHF帯RFIDタグ形状が最良となる設置位置にワンタッチで装着できるように開発している。金属面からUHF帯RFIDカゴ車専用タグを20mm離して装着。重なる金属パイプ構造の中で最良の設置スペースを確保。上下、左右の方向からも読み取りができ、回収時の折畳まれた状態で、1度につき10台程度の一括読み取りを実現する。