【LNEWS(http://www.lnews.jp）】メディパルホールディングスは11月18日、子会社のPaltacが岩手県花巻市に建設していた東北地区での化粧品・日用品、一般用医薬品の新物流拠点「RDC東北」が竣工し、2010年1月から稼働すると発表した。
　RDC東北は約50億円を投じて建設され、敷地面積は4万96㎡、延床面積は3万1783㎡。鉄骨造の地上4階建てで、山形県、福島県など東北6県をカバーする。出荷能力は年間最大300億円を見込む。
　大型トラックやコンテナに対応するプラットホームを設置したほか、フルトラックロード化、 経済ロット発注などメーカーの納品業務の負担軽減に配慮した構造となっている。
　また既設のRDC仙台との南北2拠点体制で、納品リードタイムの短縮と災害時の配送を補完する。
　使用期限、賞味期限などをコンピュータによる商品の高品質管理とともに、非接触型ICカードを使用した入館・フロア入室規制のセキュリティ体制を敷いている。
　さらに、作業量計算、作業指示、生産性管理、配車計画など物流全体をコンピュータで管理し、1万9000アイテムの販売計画と販売実績をデータベース化し、商品別に欠品を発生させない適正量在庫日数コントロールを実施する。
　全国の得意先に標準化された高機能サービスを提供するための物流体制を構築しており、東北地区でのメーカー、得意先の流通プロセスの生産性を向上するため整備した。
■RDC東北の概要
名称：RDC東北
所在地：岩手県花巻市空港南2-10
敷地面積：4万96㎡
建築面積：1万1212㎡
延床面積：3万1783㎡