東洋紡・サントリー▼東名ルートで異業種間共同物流に着手 
2010年01月18日 繊維メーカーの東洋紡績の物流子会社である「東洋紡ロジスティクス」(本社=大阪市北区、諏訪次郎社長)は1月中旬出荷分より、サントリーの物流子会社である「サントリーロジスティクス」(本社=大阪市北区、千原光社長)と、異業種間共同物流を開始した。
これまで、東洋紡ロジスティクスとサントリーロジスティクスは、グループ内外の物流改革を進め、CO2排出量削減を進めてきた。今回は、それぞれの物流データを分析し、全国の輸送ルートの中から荷物の積載が片道のみの利用となっているルートを抽出し、共同物流の可能性について検討を重ね、往復での荷物の輸送を増やす共同物流を導入するに至った。
具体的には、東名ルートの共同物流を開始。復路で、空になったトラックにお互いの荷物を積むことで、本来、空であった復路のトラックを有効活用し、物流の効率化を図る。東洋紡ロジスティクスは主に東洋紡のフィルム製品を、サントリーロジスティクスは主にグループ会社の飲料製品を輸送する。なお、今回の共同物流開始により、両社で約100トン/年のCO2排出量削減が見込まれている。