レンタル会社のPCS▼フォークリフト長期レンタルシステムを展開 
2010年03月18日 【物流ウィークリーhttp://www.weekly-net.co.jp/】ピー・シー・エス(=P・C・S、神奈川県相模原市)の長期レンタルシステム『FODS(フォッズ=FORKLIFT ON DEMAND SUPPLY)』。同システムは、フォークの維持管理や経年劣化による車両入替などを、一括してアウトソースできるというもの。
通常、フォークを購入した場合、減価償却費に加え、償却資産税、定期点検整備や部品の交換、突発故障の修理代など、さまざまな費用が発生する。さらに、管理のための間接的な人件費もかかり、トータルコストでの予算化が困難。これを『FODS』に移行することで、毎月のレンタル料金のみで自由な配車が可能になり、管理の省力化が同時に実現する。
同サービスでは、利用開始時に、ユーザーが所有する車両をP・C・Sが一括で買い取り、それをレンタル車として継続使用できる。その際、経年劣化が進んでいる車両は新車に入れ替えたり、使用頻度の極端に少ない車両は減車するなど、安全かつ効率的な車両配置を提案する。
同社では、定期点検補修を計画的に実施し、履歴の管理も引き受ける。リースバックに近い方式だが、「レンタル」のため、変更されたリース会計基準でも資産計上の必要がなく、毎月のレンタル料を費用計上できるのもメリット。
また、使用現場の繁閑にあわせて、レンタル車両の一時返却も可能。状況に応じた経費の適正化が図れる。荷姿が変わった場合も、レンタル料を変更するだけで、随時、車種変更ができる。
レンタル料にメンテ費用が含まれていることも大きなポイント。レンタル車は、常に整備の行き届いた状態で提供され、車両の更新も実施されるため、ユーザーは補修費用を気にせず利用でき、経費の平準化も容易になる。
なお、同社はこのほど、国道129号線沿いの上溝南高校前交差点に中古車センターをオープン。買い取りとともに、レンタルアップ車両など、豊富なラインアップで販売を展開している。現在、買い取り強化中という。
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