農水省▼卸売市場の効率的な物流ネットワーク構築を提言 
2010年04月01日 【LNEWS(http://www.lnews.jp)】農林水産省は3月26日、「卸売市場の将来方向に関する研究会」の報告を取りまとめ、卸売市場の再編の推進で、効率的な物流ネットワークの構築を提言した。
中央卸売市場について、大規模の市場と中小規模の市場との間で二極化が進んでいる状況を踏まえ、拠点市場を中心とした効率的な物流ネットワークの構築が重要としている。
このため、中央卸売市場を地方ブロックごとに、大型産地からの荷を大量に受け、周辺の市場と連携した流通を行う役割を担う拠点市場を位置づけ、その機能強化を進める必要があるという。
また、拠点市場とネットワークを構築する中央卸売市場は、それぞれの地域における生鮮食料品などの流通の中核として、需要者のニーズに適切に対応した効率的な物流の確保を推進することが必要であるとしている。
同省では、卸売市場整備基本方針を5年ごとに策定しているが、2010年度中に第9次卸売市場整備基本方針を策定する必要があり、次期卸売市場整備基本方針の策定に向けて、研究会を設置し、報告を取りまとめたもの。
「卸売市場の将来方向に関する研究会」報告は下記URLを参照。
http://www.maff.go.jp/j/press/soushoku/sijyo/pdf/100326-01.pdf